抚を头の片隅に思い描いて、终点の见えない快楽の波の中に引き込まれていった。
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「く……あ…あああ……ッ!」
与えられ続ける快楽に必死の抵抗を示し始めてから、一体どれだけの时间が経っただろう。
强引に肛门を开かれ、その内部へと太くぬめる异物を受け入れてから、一体どれほど自分はこうして声を上げて头を左右に振っただろう。
「……っは……!あ…ああ……ッ!!」
暗く狭い牢狱の中に繋がれながら、ディルトはひどくぼやけた头の中で考えた。
もう一昼夜が过ぎ去った気もすれば、まだ一时间しか経っていないような気もする。
暗黒が支配する鉄格子の内侧で、変わらぬ景色を映し続けた彼の瞳は、今や恍惚の色で浊りつつあった。
「う……あ…あ……く……ッ…そ……ォ……」
弱々しい语気が空间に响いたその直後、牢の中ではその声に覆い被さるようにして粘质な蠢动音が鸣り渡って、ディルトはまたしても、甘さを帯びたはしたない悲鸣を上げる事を强要される。
「う、あああ……!も、もう……ッ…やめ……ッろォ……!」
热に浮かされた身体が、一秒ごとに追い込まれていく。
だが、行きつく先はどこにもない。
终点など、存在しない。
ただ、延々と。
ただ、缲り返し。
ディルトはこの狭くじめじめと湿った空间の中心で、终わらぬ快楽の地狱に繋ぎとめられているのである。
解放も、充足も、ありはしない。
狭く生温かい暗黒の中、ディルトは永远に果てぬ男としての悦びに、苛まれ続ける事しかできないのだ。
「ッう……うう…ッ」
时间をかけ、丹念に驯らされ、决定的な悦びを教え込まれた尻の穴の内侧では、触手がずるずると这い回る。
そのたびに、ディルトが顔をしかめて唇を噛むと、身体はかろうじて保たれている精神とは正反対に、次なる殴打を待ち望んではぞわぞわと背筋を震わせた。
「い、やだ……ッ…く…!くう……ッ!!」
もはや素早く回らなくなった吕律で拒絶の意思を吐き出しても、肉体の欲求がそれとは里腹であることは明白だった。
天井から、尻を突き出すような体势で吊るされたディルトの下半身は、触手たちが蠢くたびに、ビクビクと小刻みに痉挛しながら揺れ动く。
反らせた喉元には玉になった汗が次から次へと浮き上がり、それは首筋を伝って敏感になった火照る身体を翻弄していく。
けれど、そうした反射的な反応の中、彼の肉体の歓喜を一番如実に物语っているのは、下半身を覆う白く薄い布生地の状态だった。
この牢に连行された当初には、纯白だった下半身を覆う乾いた下、それが今では触手たちの粘液にまみれて下にある肌の色を透けさせる程に濡れきっている。
悦びに震える粟立った肌の色を透过させる下の内侧で、触手たちが得意げに身をよじらせてのたうつと、ディルトの尻を覆う布地がいびつな形に盛り上がる。
「う…ああ……ッ!」
臀部の中心に位置する布地が大きく山を作って突出すると、次の瞬间には狭い会阴部分の白布が、太い触手の形を浮き立たせながらうねりだす。
「ッ…!く…あ……ああ…ッ!!」
缲り返し、缲り返し、ディルトの尻の间で触手がうねると、それに伴い下の布地ははしたない起伏を描き続けた。
尻の布地を力任せに触手が引けば、狭い面积しか持たぬ下は残された部分が肌に向かって食い込んで、结果ディルトは尻をまさぐられるそのたびに、布地が引きつれる不快极まる感覚を味わいながら、自身の会阴部分に强く下をこすり付ける事になるのである。
无论、その内侧で蠢き、延々と会阴を抚で回し続ける、太く长い粘液にまみれた触手ごと。
「ッ――!う、ああああ……ッ!!」
汗に濡れた肌の内侧で、细かな线虫が这い回るような、ぞわぞわとした感覚に歯列を噛むと、それと同时に身体は甘い快感に跳ね上がった。
「く…ッそ……!!」
もはや自分自身の制御を离れ、理性の手纲からも解き放たれようとしている肉体に、ディルトは睑を伏せて低く念る事しかできなかった。
「う、ううう……ッ!」
どれだけ拒絶しようと头を振っても、どれだけ耐え抜こうと奥歯を噛んでも、与えられる刺激は一刻ごとに甘さと鋭さを増幅させて、身体は堕落の一途を辿っていく。