した下品な台词が苏った。
『いやあ、ディルト様、アソコや玉もイイですが、それよりももっと……へへへ、蚁の门渡りってのはイイもんですよ…!』
「ッ!!」
思い出した瞬间に、思わず口中の唾液ごと息を饮んで拳を握り缔めていた。
无意识のうちに震える両腕を自覚すると、次には全身の红潮がディルトを袭う。
『蚁の门渡りってのはイイもんですよ…!』
耳の奥で缲り返されるフレーズに、ディルトは必死に头を振って抗おうと努力した、努力はしたが、その低俗で、それでいてあまりに直接的な台词に一度意识を夺われた下半身とそこに准ずる感覚は、见る间にディルトの理性と道徳を飞び越えて、魅力溢れる男の声を反刍しだす。
『蚁の门渡りってのはイイもんですよ…!』
下卑た笑い含んだ声が、甘く、ねっとりとしたもやのかかった头の隅で生まれると、それは神経回路に飞び乗って、ディルトの身体中へと奔りだす。
『蚁の门渡りってのは……』
『蚁の门渡りってのは……』
「くッ…!!」
头の中どころか、四肢の末端、冷たい汗の流れ落ちる背中の皮肤の下からも闻こえてくる低い声に、ディルトが强くかぶりを振りつつ睑を闭じると、その瞬间に、下の下で第三の触手が身をよじりながら蠢いた。
「くあ…ッ!!」
思い出し、想像し、否定しようとしたその矢先、散々に意识する事を余仪なくされたその个所を、强い力で吸い付くようにこすられて、ディルトは思わず尖らせた高い声を、汗の浮いた喉元からほとばしらせた。
「く、くそ……ッ!や、やめろ……ッ!!」
べったりと体侧を这わせるようにして抚で擦られた会阴部から伝达された感覚に、ディルトは総毛立ちながら吼え上げた。
信じられない……!こんな……こんな事で……!!
「ッ…!!やめ…ろォ……!!」
もはや、言い逃れなどできぬほど、はっきりとした『男の悦び』の感覚を自らの肌の下で受け止めて、ディルトはぞくぞくとした冲撃に打ちのめされながらも声を吐く。
性器でもないこんな个所……それなのに、それなのに……こんな……!
头の中で、そう言いながらも、自らの肉体に与えられた刺激に饮まれぬように首を振るディルトの下半身では、再び触手が身をよじる。
「ッ!!」
下の太ももを通す穴と皮肤との仅かな隙间から薄い布地の中へと入り込んだ第三の触手は、ディルトの足の间を、尻から股间へ向けて这い进む。
つまり、ディルトの後ろから前へ向かって、一定方向に身をくねらせつつ……それこそ、ずるずると大地を进む蛇のように蛇行しながら、触手はそのぬるつく身体を敏感になり始めたディルトの『门渡り』へと押し付けながら进军するのだ。
「く…うう……ッ!」
三本もの触手たちが体侧から分泌する分泌液で、すっかりビショビショになる程に濡れそぼった下の中を、大蛇のごとき异物が这い进む。
ネバネバとした感覚と、そのぬめりをまとった生温かく太い触手が蛇行する动きを、濡れた会阴部ひとつで受け止めて、ディルトは苦闷と羞耻に顔を歪めてわなないた。
ずるずると両足の间……それこそ、部下の告げた言叶を引用するのであれば『アソコよりも、玉よりもイイ、蚁の门渡り』を、触手のざらつく肌が抚でこする。
尻の割れ目から押し入るように両足の间をり抜け、向こう侧へと通り抜けたと思ったその直後には、触手は器用に切っ先を巡らせ、今度はディルトの股间侧から尻へと向けて、濡れるトンネルをりだす。
「ッ…!う…うう……ッ!!」
そうして、何度も何度も、ディルトは短く、狭小な性感个所を、ひどく执拗に触手によって弄ばれた。
「く、そォ…ッ!!」
両足の间を尻の方向から抜け终えた触手が、再び狭いトンネルをろうと、器用に身をくねらせて方向転换を开始すると、下の股间部分が挙动と共にいびつな形に盛り上がる。
「く…ッ…う…!!」
いまだかつて、性的刺激での接触はおろか、平常时ですら自らの手で触れた事もなかった个所を、延々と擦り、抚で上げ、这い回られて、ディルトの额には见る间に焦燥と红潮の汗が浮き出していった。
太い身体のいたる所から、絶え间なく浓厚でねっとりとした、まるでゼリー状ともいえる粘度の分泌液を吐き出し続けて触手がうねると、それにすられた柔らかな会阴部がびくり、と小さく