身を强张らせる。
蛇の蛇腹のような体侧部が、细かな凹凸のある皮肤を擦り付けながら、狭く生温かいトンネルをり抜けると、その度に、低い天井と化したディルトの会阴は、あからさまな肉体反射を缲り返した。
「く……ッ…あ……あ…!!」
自らの股の间で触手が动くと、それに合わせて短い衣擦れの音が耳を打つ。
そして、そのざらざらとした音色と共に、ディルトの下半身は耐えがたい程の悦びと、それに伴う屈辱的な羞耻を肉体の持ち主へと伝达するのだ。
「う……ぐ……ッ!」
普段はぴったりと、己の会阴部分へと接触しているはずの下が、ぬるぬるとした违和感を抱えたままで微动する。
その感覚はまるで、幼子が不意の尿意に堪えられずに、衣のままで粗相をしてしまった後の感覚に酷似していて、その不名誉な感覚からもディルトは无意识に己を耻じ、同时に羞耻心に頬を赤らめ続けた。
「く……そ……こん…な……!」
不快感、とはもはや言い舍てる事のできなくなった股ぐらの感覚に、ディルトは拘束された両腕に力を込めて、暗い天井を睨みつける。
何も変わらない、自分がここで目を覚ました时と変わらぬ天井。
だが、しかし、今のディルトは、もう明らかに。
目を覚ましたばかりの自分の状况とは违ってしまっているのである。
「う……く……ッ」
明确に热を帯びた吐息を吐きつつ眉根を寄せる间にも、股の间では三本目の触手が絶えず会阴を刺激する。
先程までと変わらずに、狭いトンネルを往复する触手の动きに、もはやディルトは盛大に吼える事さえできなくなった。
口を开いて息を吸って、そうして力强く吼えようとしたその时に、触手が一番敏感に変化した会阴と股间部分の繋ぎ目を通过したりしたらどうなるか……。
「……ッ…!」
先刻まざまざと味わった、禁断の个所に体侧をすり付けられるその刺激の强さを脳里に描いて、ディルトが悔しさと共に睫毛を震わすと、そんな感情の机微を感じ取ったかのように、触手は一际强く、トンネルをり抜けて尻の合间に顔を出した。
「ッ……そ……ッ!」
力强く双丘の下へと这い出ていった感覚に、ぞわぞわと背徳の背筋を煽られながら、ディルトが濡れる唇を噛み缔めると、再び触手が踵を返す。
「く……ッ!!」
またか……!思いながらディルトが再度开始されるであろう、尻の下から股ぐらへ向けての袭来に、きつく颚を引いて睑を闭じるか闭じないか、その仅かな时间の合间を缝って、触手は素早く、もう何度往来したか分からぬ、低く狭い、男の热のこもった淫猥なトンネルの入り口に、ずるり!と音を立てながらその太く弾力のある头部を突き入れる。
「くあ……ッ!!」
刺激に鋭敏な个所への力强く、それでいて强行的な侵入に、ディルトが反射的な短い声を上げる间にも、触手はトンネルを这い进む。
「う…あ…!やめ…ろ……ッ!や、め……ッ!!」
自らの身体の真下で这いずる触手を、汗ばんだ额に皱を刻んで睨みつけつつ、ディルトは奥歯を噛み缔め目をつぶる。
悔しい话だが、もう、下手に身体を动かす事も踌躇する程に、触手の动きはディルトの雄としての感覚を刺激している。
ここで自ら身体をよじって、先刻同様必死に四肢を暴れさせて抗う事、それは即ち、股の下で蠢く触手に自らの会阴を押し付けるのと同等の行为だ。
「く……ッ…う……!」
考え至って、ディルトが悬命に唇に力を込めながら喉を反らすと、ちょうど触手が会阴のトンネルの中ほどを通过していく最中だった。
「ッ……!!」
明らかに、自身の太い直径よりも狭いであろう、下と皮肤とのその狭间を、触手は强引に这い进む。
几度にも及ぶ通过と挿入の缲り返しのせいで、もはやびっしょりと粘液に濡れた下と会阴の间にある极小空间に、触手はり込むように滑り込み、そして先にある仅かな光を目指して进み続ける。
「く…ッあ……ッッ!!」
どろどろとした粘液を尚も身体から滴らせながら、触手がトンネルを侵攻すると、热を持ち、悦びを甘受する天井は、ビクビクと嬉しげな规则的脉动を缲り返した。
「く、そォ……ッ!!」
信じたくはない己の身体の反応の変化にディルトが念ると、尻の中では嘲弄するように二本の触手が络み合う。
「ッ!!」