はそれきり、もうまともな言叶を繋ぐことはできなかった。
「ッ……!!う…ッ……ふ……うう……ッ!!」
目の前で始まったあまりに悲惨な光景に、思わず目を伏せ睑を闭じたが、时はすでに遅かった。
一度见てしまった冲撃的で同时に凄惨な官能を想像させる场景は、目を闭じても、ディルトの脳から消えはしない。
一瞬のうちに强烈に网膜に焼き付いた、卑猥极まる光景に燃える视叶を侵されながら、ディルトは必死にかぶりを振って抗った。
ダメだ――!
忘れろ――!
けれど、きつく闭じた瞳の中では、真っ暗な睑の里をカンバスに、最前の场景がまざまざと、鲜烈なまでに苏る。
肩口から自身の身体に巻きつくようにして、汗ばんだ胸板へと太い干を回したテールの触手。
その触手が、蛇が前进するように身をくねらせながら乳首の周囲へと这い进むと、粘液に濡れた先端の膨らみをゆっくりと左の乳轮へ向けて伸ばしだす――そして。
「ッ!!」
睑の里にありありと映し出された、はしたなくもおぞましい光景に、ディルトは咄嗟に唇を噛むと、漏れ出そうになる甘い悲鸣を悬命に噛み杀しては耐え続けた。
最前、散々に自分を嬲り、蹂躙し続けたテールの触手。
浓緑色をしたその干で、何度肛门を贯かれ、几度会阴を擦られただろう。
筋肉质な弾力を持つ先端の膨らみを、强引に会阴の天井にすり付けて、肛门の中にある敏感な前立腺を太い头部で殴打して……そうして触手たちは、甘い苦闷に顔をしかめて耐えるディルトを彻底的に蹂躙した。
だが、それだけでは饱き足らず、今やテールは太干の先端に存在する鶏卵状の膨らみの先から、细くしなやかに动く长い触手を吐き出して、ディルトの胸元で勃ち上がる小さな突起を狙っている――!
「ッ……!!」
まるで巨大な深海鱼が获物を捕食する为、不気味に颚を开くように头部を割ると、テールはそこから伸ばした微生物の体侧に生える鞭毛のような食指を使って、ディルトの乳轮の周囲を抚で上げる。
「ッふ……!」
会阴や肛门をまさぐっていた触手と同様、ぬらぬらとした粘液をまとった细い指先が、无秩序な动きでうねうねと妖艶に蠢きながら鸟肌の立った乳轮の外郭をなぞるように行き来すると、ディルトの头上で锁が轧む。
「く…あ……ッ!!」
伸ばされた食指の先端で、まるでちろちろと舐めるように乳轮の外轮を柔触されて、ディルトはぞわりとした甘い感覚に囚われていく自分に戦栗した。
こんな……こんな――!
男である自分が、まさか胸元……それも、あろう事か乳轮で性感を覚えるなど……!
後にも先にも、考えた事すらなかった。
だが。
「く…ッうう……!!」
伸びた细い食指に、缲り返し乳轮の轮郭を抚で上げられて、ディルトの唇から漏れる声は次第にはっきりとした悲鸣へと変化していく。
细い鞭毛たちが乳轮を弄ぶように抚でるたび、当初はくぐもった呻きだった音声が、徐々に切迫感を増していき、今や牢の中にはディルトの喉が震えるたびに、明かな娇声が响き渡る。
「く、そ……ッ!やめ……ろォ……!!」
拳を握ってかぶりを振ると、左侧の乳轮へと辿りいた鞭毛たちは、そうしたディルトの反応を面白がるように尚も执拗にぬるつく乳轮を抚で回した。
「く……うッ!」
ぞわぞわとした快感に身体の芯を热されて、ディルトが背筋を反らせて睑を噛むと、鞭毛は粟立った乳轮の周囲を焦らすように这い回る。
ゆっくり、ゆっくり……ディルトの身体がやがて焦れて胸を反らせて闷えるまで、鞭毛たちは丹念に、饱くることなく乳轮の周りを彷徨った。
「く……そ…ォ……!!」
ほんの数ミリにも満たない太さの鞭毛の体侧で、ゆっくり这いずるように薄く柔らかな肌を抚でられると、もどかしい性感が肉体の奥底で沸き上がる。
そして、そうして鞭毛たちによって触発された性感は、やがてディルトの上半身では収まりきる事ができなくなって、下半身へと流れ込むのだ。
すでに煮え滚る热を帯びた下半身へと、新たな性感を一方的に流入されて、ディルトの雄は下の内侧で愤るように跳ね上がった。
ねっとりとした粘液で濡らされた下の中で肉棒が跳ねると、今度はその跳跃に触発されて肛门内の触手がうねる。
络み合うように身を