ィルトは思わず唇を震わせ短い踌躇と恐れを吐き出した。
一体、何が――!?
しかし、彼がそうして我が身に起こった冲撃的な现実にきょう然としながら瞳を见开いたその矢先、肛门の中へと侵入していた二本の触手は、ゆっくりと、しかし大きく、太いその身をずるずるとうねらせ始めたのである。
「ッ――!!」
唐突に始まった蠢动と、そしてそれに伴った信じられない程の强さで我が身を袭う悦楽に、ディルトは苍白となって抗った。
けれど、最前から何の変化もないままに狭い牢内で繋がれ、捕らえられているディルトに、できる事など、何もないのだ。
「く、くそ…ッ……!!」
苦し纷れに両手をひねって、诘まった息と共に骂声を吐くと、背中に浮いた汗がゆっくりと肌を伝って尻の割れ目に滑り込む。
「う、あッ――!」
己の肌から涌き出した热の证が、强引な挙动によって割り开かれた穴の戸口に达すると、それはまるで持ち主であるディルトを嘲笑うかのようなひどくゆっくりとしたスピードで、生温かく热を持った肛门口の柔ヒダを、ゆっくりゆっくり抚で落ちていく。
「く…ッ……!う…うう……うッ…!!」
自らの背から流れた汗粒が、ただの一筋、尻の割れ目を这い降りて、それが肛门の戸口に达しただけだ――!
そう思いながら必死に歯列を食いしばっても、一度与えられ、刻まれてしまった圧倒的で直接的な快楽は、冷静な思考を置き去りに一足飞びで火照る肉欲に络みつく。
「く…うう……ッ!!」
逞しく锻え上げられた、しなやかな钢のごとき身体の中に眠る、确たる雄としての欲求と、それに付き従う本能と言う名の肉欲は、ディルト自身が思っているより、ずっとずっと强固であって、それでいて、愚かなまでに実直なのだ。
そう、彼の中に理性と并行して存在する男としての肉体は、尻の中に今も入り込んでいる二本の太く逞しい触手たちによって、肛门で受ける刺激を他でもない、纯然たる快楽として受け取るように、持ち主さえも気付かぬ间に驯らされ、教え込まれてしまったのである。
「く、そ…ッ!や、やめ……!くッ?!うう――!!」
背中から滴った己の汗に、开かれた肛门の戸口をゆっくりじわじわと抚で下ろされて、やがてその汗滴が尻の戸口からにじみ出た粘液に饮みこまれながら混ざり合うと、刺激から解放された肛门口は、甘いため息を吐き出すようにヒクリ、と小さく身をすくめた。
それが、再びの进军の合図になった。
「ッ――!!!!」
ディルトの尻の戸口が、粘液の中へと消えていった汗の刺激を受け止め终えて、小さく身震いした瞬间に、その内侧へと侵入していた侵略者たちは、休止していた肛门内部の绵密な探索を再开しようと、太干をやおら大きく伸ばしだす。
「や、やめッ……!!」
うねうねと身をくねらせて动き始めた触手の挙动に、発作的に身体を跳ね上げディルトが叫ぶと、肛门の戸口では触手がその身に力を込めて、筋肉の紧张に伴って闭じようとする粘液に濡れる柔穴を强引な动作で割り开いた。
「くッ!うううッ!!」
太く逞しい蛇のごとき肉干に力を込められ、力ずくで、ぐい、と强引に尻の戸口を拡张されると、柔らかくげられ続けていた内ヒダが、细かく収缩を缲り返しつつ筋肉质な触手の肌に络みつく。
「く、あッ……!!」
自らの肉体が、己から触手に向けて手を伸ばすように络みついている事実さえも理解できずに、ディルトが尻の戸口で感じた戦栗极まる快感に、ぞっとうなじのうぶ毛を逆立てながら背を反らせると、次の瞬间には快楽に身を强张らせる彼の股间で触手が身をくねらせつつ湿った会阴をすり上げる。
「ッ!!!!や、やめ…ッ…ろッ…!!く、ああ……ッ!!あああああ…ッ!!」
尻の穴で沸き起こった圧倒的な快味に気を取られ、瞬间的に失念していた会阴で受ける恍惚を、ぬめる触手の膨らみによって一瞬のうちに身体の奥底にまで叩き込まれて、ディルトは歯を食いしばりながら身闷えた。
こんな――!
こんなッ――!!
尻の穴と火照った会阴――。
柔らかく、生温かい前後の弱点――。
男として、最も刺激を敏感に感知しやすい个所を、执拗に、しかも同时に责め立てられて、ディルトの身体は一瞬のうちに煮え滚るように燃え上がった。
この牢の中にテールが放り込まれてからというもの、延々