ヒッ!!」
「く……ッ…!」
嘲笑う魔族に、ディルトの背筋がびくりと跳ねる。
だが、それだけだ。
自身以上に大切にしていた仲间を、决定的に軽侮され、贬められた瞬间に、ディルトの体内では愤怒が烈火のごとく涌き上がった、が、それ以上は何をする事もできなかった。
反射的にこみ上げた怒りと共に、ディルトは势い任せに己を奋い立たせようと瞳を怒らせ奥歯を鸣らす、だが、そうして身の内から溢れる愤気や怨嗟を両手の拳に込めたその矢先、彼の身体からは一瞬のうちにそうした猛気が消え失せていってしまうのだ。
「あ……あ……?!」
あらゆる冲动が身体から、身の内から吸い取られるような不気味极まりない感覚に、思わず声を上げて露わな背中をそびやかせると、头上で魔族の声がする。
「くくくく…!どうしたァ、勇者サマ。大事な仲间を马鹿にされて、さすがに黙っちゃいられねェ、ってかァ?」
「…ッ……!」
その通りだ。
魔族の男の告げる通り、大切な、いや、そんな陈腐な言叶では到底形容しきれぬ程に大切な仲间を踏みにじられて、黙って俯いてなど、いられるはずがない――!!
ない、のだ――。
だが。
「く……そ……ッ」
忌々しげに、吐き舍てるように、ディルトは床の上で拳を握るとこれ以上出来ぬ程に奥歯を噛んで胸中の仲间たちに向けて谢罪した。
すまない――みんな――。
「へへへへ……!なるほどなァ…?魔术や呪文に惯れちまった俺らにゃあ分からねェが……なるほど、确かにそういうモンに耐性のねェ人间相手にゃ、このルーンは果絶大、ってワケかァ……!」
「く……う…ッ…!」
「ハハハッ、なんだよ勇者サマ。今までで一番悔しそうなツラしてんなァ?なんだ?お前ェにとって仲间ってのはそんなに重要なモンなのかァ?自分のケツの穴を犯されたり、金玉を引き伸ばされたりするよりも……よ!!」
「ッ!!くうッ!!」
「はははははッ!ホーラホラ、そんなツラしてたってチンポは相も変わらずビンビンだァ!!ヒヒヒヒッ!!ま、所诠はそんなモンだよなァ…!!大事な仲间とか、果たさなきゃならねえ大义名分とか、そんなご立派な事を言ってても……结局は、お前ェら人间なんざ、自分の肉の欲望に打ち胜てねェような无様で低俗なイキモンなんだよ!!」
「く……ッ…き……さま……ァ…!」
「ほらほら、どうした?声に力が入ってねェぜェ?そんなに悔しいんなら、もっとしっかり腹に力込めて、俺の方见て怒鸣ってみろよ!それこそ、最初の顷みてェによォ……!!ホラ、得意の台词はどうしたんだァ?勇者サマ!!もう一回……あの时のカッコイ~イ姿を见せてくれよォ!!」
「ッうあ…ッ!!」
床の上で这いつくばったまま拳を握るディルトを嗤うと、魔族の男は怒りに燃える身体の傍らに屈み込み、露わなまま细かく震える肛门の中へ力任せに人差し指を突き入れる。
无远虑に突き入れられた指の太さに、ディルトが反射的に声を上げて背中を反らすと、魔族は満足そうに唇の端を吊り上げて、尚もその指先を动かしながら、持ち主の怒りとは対照的に缓み、湿った肛门の中を、无远虑な强さでかき回した。
「ほーらほら、どうしたどうした勇者サマァ…!仲间の事はイイのかァ?そんな风にケツの穴突き出して喘いでねェで、仲间を马鹿にした俺たちに殴り挂かるくれェしたらどうだァ?」
「く、あ……あ…ッ…!!」
「クハハハハ…ッ!!つっても、それも无理な话だよなァ!なんたって……お前はその首轮で身体の自由を封じられてるし……それになにより……」
「ッ!!!!んッ!!あああああッッ!!!!」
「すっかりココで感じる、発情雌ザルになっちまったんだもんなァ!!ホーラホラ!ケツの穴ん中にある一番感じるこの场所いじくられっと……もう余计な事なんか何にも考えられなくなっちまうよなァ!!ああ?」
「ッく…!!ううううッッ!!!!」
突き入れる指先を一本から二本に増やされて、ディルトの尻は凌辱される。
実に七日间に及ぶ期间、口に出す事すら惮られるような卑劣で、それでいて途方もなく甘美な暴虐の限りを尽くされた肛门は、突きこまれ、かき回される冲撃に、あまりに素直に反応した。
「はッ…!!あ、あ…ッ!!あああ……ッッ!!!」
突きこまれ、引き抜かれ、