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「く、う……!!」
左足に噛みついた鉄枷に、思わず眉间に皱を刻んでひるんだ瞬间、残る手足にも冷たい拘束具が嵌められて、ディルトは近卫兵たちの手によって、瞬时に台座の上へと押し倒されると、そのまま自由を剥夺された。
「く、くそ……!贵様…ら…ッ!!」
仰向けに倒された状态で必死に半身を引き起こそうともがいてみても、人间よりも腕力の强い魔族の兵士数人がかりで台座に押さえつけられては、さしものディルトも抗う方法を见いだせなかった。
「ははッ、いい加减谛めろよ、勇者サマ!お前がどれだけもがいたところで……俺たちに力で敌うはずなんかないんだからよ!!」
「ッ!!」
近卫兵の一人から発された言叶に眉尻を吊り上げ、ディルトが瞳を细めた矢先、鉄枷を嵌められた両の足首が、ぐい、と力强く身体の上部に引き上げられる。
なん、だ――!?
思ったと同时に、自由を夺われた身体の左右から、がちり…!とひどく硬质な音色が鸣り响き、ディルトが『しまった――!』と思う间に、彼の四肢はいとも容易く、太い锁によって拘束された。
両手を大きく左右に向かってげられ、その上、耻知らずな欲求に酔い、濡れるtun部を肛门口まで晒すような姿势で左右の足を高々と引き上げられると、ディルトの肢体はもう身动きを取る事さえも困难な状态に陥った。
「ククク…!イイ格好だぜ、勇者サマ……!!」
「ッ……!」
狭く冷たい台座の上で、文字通り自由を夺われ、磔にされるように繋ぎとめられたディルトの身体は、観客席の観衆たちに向け、大きく両足をげ、あらぬ个所を披露するかのように曝け出す。
『ハハハハハ!!スゲェ格好だな!勇者サマ!!そんなに足をげて尻突き出したら……俺らの方から、耻ずかしいxueまで丸见えだぜェ?!』
「く……ッ!!」
头上から无远虑に投げつけられる嘲弄に、ディルトが低く呻いても、彼のrou体の戒めが解かれる事はありえない。
「クク…ッ!さァて、それじゃ……俺らはこれでお役御免だ。後は……しっかり『可爱がって』もらえよ……!!勇者サマ!!」
「な……ッ」
意味深な舍て台词を残して歩き出そうとする近卫兵らの冷笑を肌身に受けて、ディルトはどうする事もできずにただただ悔しさに拳を握りしめた。
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「く、くそ……ッ!き、贵様…ら……ッ!!」
いコロッセオの中央に据え付けられた台座の上で、ディルトは悔しさと无力感に苛まれながら、己の傍らから歩み去ろうとする近卫兵たちを睨み上げた。
「へへへ…!それじゃあ勇者サマ……タップリ楽しむとイイぜェ…?これから始まる……『処刑』を、なァ…!!」
「ッ!!」
赤黒く涂りつぶされたような空の下、自らを见下ろしながら嗤った魔族の鋭い表情によって、ディルトの脳里には前日までのおぞましい七日间が无自覚のうちに苏る。
「く、くそ……ォ…!贵様ら…ッ…!ゆ、许さん……ぞ…ォ……!!」
ぎりぎりと奥歯を噛んで、自身の头上へと伸びる拘束具をこすり鸣らすと、钝く视线を怒らせたディルトの周囲では、近卫兵たちの嘲るような哄笑が沸き起こった。
「クククッ!なんだよ、勇者サマ…!テールちゃんに七日间、寝る间もなくブッ通しで鸣かされ続けて……挙句、ここに来るまでの道すがら相当みっともねェ姿晒したらしいが、それでもまァだ顽张るってかァ?ったく、ホントに往生际が悪りィなァ…!でも、まァ……ココに集まった奴らは、お前のそういう无様な谛めの悪さを见たがってる奴らばっかりだからな……!!ちょうどイイといやァちょうどイイかァ…!!」
「く……ッ…!き、さま……!!」
「ほら、すっかり身体が欲情しちまってても……ちゃんとお前にも闻こえるだろォ?コロッセオ中から上がるこの大歓声……!くくく…!!ほらな…?観客席の奴らはみんな……お前の无様な姿を见たくて见たくてしょうがねえ…!って言ってんだよ……!!良かったなァ、勇者サマ…!牢の中じゃあたった二人だけしかお前の事を见てくれなかっただろ……?けど今からはこの大観衆が……お前のみっともねえ姿、ぜーんぶ逐一、见ててくれるんだぜェ……?!」
「ッ……!!」
「ホラ、手始めに、まずはテールちゃんの入ってるケツのxueを见てもらえよ…!!七日间かけてビロビロにげたケツのxueだ……観客たちも、大喜びでxueが开くほど见てくれるぜェ